インフルエンザワクチン・各種予防接種

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インフルエンザワクチン

盛岡市でインフルエンザワクチンは、当院へ

今年度のインフルエンザワクチンの予約を開始しました。ワクチンは発症を完全に抑えることはできませんが、重症化を抑えることができます。

初めて接種する年は1回の接種では十分な抗体ができないので、2回接種をお勧めしています。

1~4週間の間隔で2回目を接種できますが、4週間ぐらいあけたほうが抗体が多く作られると言われています。

※ 当院は盛岡市、滝沢市、矢巾町、紫波町の補助金に対応しています。

※ インフルエンザワクチンのみコロナワクチンとの同時接種が可能となります。希望される方はコロナワクチン実施日(毎週火、木)に両方の予約をお願いいたします。

生後6ヶ月〜中学3年生
接種期間

10/1〜2/28(ワクチンが無くなり次第終了)

自己負担金
盛岡市 1,800円
滝沢市 1,800円
矢巾町 1,600円
紫波町 1,600円

※ 未成年の方は保護者同伴で母子手帳を持参して下さい。

高校生〜一般(64歳以下)
接種期間

10/1〜2/28(ワクチンが無くなり次第終了)

料金

3,800円

高齢者(65歳以上)
接種期間

10/1〜1/31(ワクチンが無くなり次第終了)

自己負担金

1,500円(盛岡市在住の方)
※ 65歳以上の方で非課税世帯の方は無料となります。

インフルエンザ鼻ワクチン(フルミスト)

フルミストとは?

鼻に噴霧するタイプの生ワクチンで、生きたインフルエンザウイルスを弱毒化し、鼻の粘膜に吹き付けて免疫を誘導するものです。左右の鼻の穴に0.1mLずつ、合計0.2mLを噴霧します。最新の研究によれば、鼻ワクチンと注射型ワクチンの有効性はほぼ同等です。

フルミストの主な特徴
  • 痛みがほとんどない:
    鼻にスプレーするため、痛みを感じることなく接種が可能です。
  • 効果の持続
    従来の注射型ワクチンよりも効果が長く持続します。受験生にお勧めです。
  • 広範な予防効果:
    インフルエンザA型2種類、B型2種類の4種類の株に対応しています。
  • 小児に有効:特に子供に対して高い有効性を示します。
    適応:2歳から19歳未満

    0歳6か月から2歳未満の児および19歳以上の成人への接種は当院では実施していません。

    接種回数:通常は1回のみ
    • 9歳未満でインフルエンザワクチン接種歴のない方は2回接種が推奨されます。

    • 副反応

    接種後3日〜7日で、約40%の方に鼻炎症状が見られることがあります。主な副反応は以下の通りです。

    • 鼻炎: 40-50%
    • 咽頭痛: 5-10%
    • 発熱: 10%
    • 頭痛: 3-9%
    • 稀に、発疹や蕁麻疹、アナフィラキシーショックやギランバレー症候群のような重い反応が起こることもあります。接種後に異常を感じた場合は、速やかに医師にご相談ください。
    • 自己負担金
    • 盛岡市 5,500円
      滝沢市 5,500円
      矢巾町 5,300円
      紫波町 5,300円

    予防接種

    予防接種とは

    予防接種は感染すると重症化するリスクがある病気を予防する目的で行われるものです。その点をよく理解した上で、接種しましょう。
    わからないこと、不安なこと、スケジュール作りなど、お気軽にご相談ください。

    ご来院時の留意点

    特に急ぐ必要がなければ標準的な接種をお勧めします。

    ご来院時の持ち物について

    予防接種を受ける方は、以下の物をお持ち下さい(◎は必ず)。

    • 母子手帳(◎)
    • 定期予防接種 問診票(◎)※ 各市町村から配布される用紙です。
    • 健康保険証(○)
    • 診察券(○)※ お持ちの方のみ
    • 乳幼児受給者証(○)
    接種時間帯について

    アレルギーや副反応で具合が悪くなった時を考慮し、午前中の接種を推奨しています。
    同様の理由で休日前日の接種はできれば避けていただいたほうが無難です。

    ※ 接種後15分程度経過を観察しますので、夕方は5時前の受付をお願いします。

    事前予約について

    子宮頸がんワクチン、おたふくワクチンは要予約となります。
    それ以外のワクチンは予約不要です。

    予防接種の種類

    予防接種は、定期接種と任意接種の2種類があります。

    定期接種

    「国が受けるように推奨している予防接種」で指定の期間内に接種する場合は無料です。

    当院で接種可能な定期接種ワクチン

     

    任意接種

    任意接種は「希望する人が自己負担で受ける予防接種」で有料です。
    任意だからといって、受けなくてもよいというわけではありません。

    「国が受けるように推奨している予防接種」で指定の期間内に接種する場合は無料です。

    当院で接種可能な任意接種ワクチン

     

    定期接種

    Hib(ヒブ)ワクチン

    Hibワクチンは、インフルエンザウイルスとは違う、インフルエンザ菌b型による感染症を予防するためのワクチンです。
    Hib髄膜炎は初期症状が風邪と似ているため診断が遅れることがあり、重症化し後遺症が残る場合もあります。

    ※ 生後2か月より4回接種、5歳まで無料
    ※ 1~3回目:27日以上の間隔を置いて3回接種
    ※ 追加接種:1歳過ぎ(3回目接種より7カ月以上の間隔を置いて1回)

    接種間隔について

    27日以上 ― 接種した日から4週間後の同じ曜日以降
    20日以上 ― 3週間後の同じ曜日以降

    ※ それ以前は接種できません。決められた範囲内の遅れなら構いません。

    小児用肺炎球菌

    ※ 生後2か月より4回接種、5歳まで無料
    ※ 1~3回目:27日以上の間隔を置いて3回接種
    ※ 追加接種:1歳過ぎ。3回目接種より60日以上の間隔を置いて1回

    当院で経験した症例です。元気な5か月の赤ちゃんが、お姉ちゃんの風邪をもらい、朝は鼻水程度でしたが、様子がおかしいと昼に連れてきた時は意識がなく、そのまま病院に送りました。肺炎球菌の髄膜炎でした。今は寝たきりの状態です。このワクチンが定期接種になる1年前のことでした。

    任意のワクチンでしたがもっと強くワクチン接種を薦めればよかったと悔やんでいます。
    Hibワクチン、肺炎球菌ワクチンが定期接種になってから髄膜炎が随分、減っています。

    親御さんの中でいろいろな予防接種をやらないと決めている方がいますが、治療薬のない病気、重症化しやすい病気に対する予防のワクチンですので、是非、ワクチンは受けてください。

    高齢者の肺炎の原因菌も肺炎球菌が多いため高齢者用肺炎球菌ワクチンがあります。

    B型肝炎ワクチン(2016年より定期接種)

    ※ 生後2か月より3回接種。1歳までに終了。1歳過ぎると有料です。
    ※ 1~2回目:27日以上の間隔を置いて2回接種
    ※ 3回目:1回目接種より139日(約5カ月)以上の間隔で1回

    こどもへのHBV(B型肝炎ウイルス)の感染は、HBVに感染した母親から産まれる際に起こる、母子感染が一般的ですが、現在では母子感染の予防対策がとられているため、出産時に母親から感染することは、ほとんどなくなりました。

    HBVを含んだ血液や体液が傷などから体内に入って感染することがあります。過去には、保育園の園児、先生で集団感染が起きたこともあります。家族などの身近な大人や、体を接触させるスポーツで感染することがあります。

    ロタウイルスワクチン

    ※ 2020年10月より定期接種
    ※1回目は生後2か月より14週6日(~104日)までに開始。
    ※1~3回目:生後6週より32週までに27日以上の間隔で3回接種

    ロタウイルスによるウイルス性胃腸炎を予防するためのワクチンです。
    感染すると下痢や嘔吐の症状が、小さい子ほどひどいです。これらの症状が続くと脱水症状になりやすいため注意が必要です。

    当院では3回接種ワクチンを使用しています。
    1回目の接種が15週を過ぎると接種後、腸重積をおこすことがあり、接種は勧めません。
    飲むワクチンです。接種前の授乳は控えてください。

    生ワクチンのため接種後1週間は便中にウイルスが排泄されることがあります。オムツ交換の際は手洗いをするように注意してください。
    接種後の腸重積症(ぐったりする・顔色が悪い・泣いて不機嫌・イチゴジャム状の血便・繰り返す嘔吐)に注意してください(接種後7日までは特に)。

    四種混合(ジフテリア/百日ぜき/破傷風/ポリオ)ワクチン

    生後3か月から4回接種 7歳6カ月未満まで無料
    ※ 1期初回3回:20日以上の間隔をあけて続けて3回
    ※ 1期追加1回:1期初回終了後6カ月以上たってから

    ※1回目:生後3か月を過ぎていれば、生後2か月から始めるワクチン(Hib、肺炎球菌、B型肝炎、ロタ)の2回目と一緒にできます。
    ※2回目:4週間後Hib、肺炎球菌、B型肝炎、ロタの3回目と一緒に受けられます。
    ※3回目:2回目より3週間たっていればできます。

    • ジフテリア
      ジフテリア菌に感染すると、喉・鼻・脳などに重い症状が出ます。
    • 百日咳
      百日咳菌に感染すると咳が長引くほか、激しい咳のため呼吸困難等の重篤な症状がでることがあります。
    • 破傷風
      破傷風菌が傷口から感染すると、口が開けられない、顔面の引きつりなどの筋肉の硬直、呼吸筋麻痺などをおこします。
    • ポリオ(小児まひ)
      ポリオウイルスに感染すると、腕や脚に麻痺症状があらわれます。

    みんな感染すると大変な病気です。ポリオはニューヨークやロンドンの下水から検出され、実際に患者さんも出ています。まだまだ油断ができない病気です。だんだん抗体が少なくなるので、小学校入学前に任意のポリオワクチン接種が勧められています。

    BCG

    ※ 生後5か月より1歳まで1回接種。1歳を過ぎると有料になります。

    結核に感染しているお子さんにBCGワクチンを接種すると、接種したところの反応がふつうよりも早く、強く出ます。これを『コッホ現象』といいます。

    コッホ現象とは

    接種部位の皮膚は接種してから10日位は赤くもなく、ポツポツと注射の跡が見られます。発赤は5~6週頃に最も強く現れるとされています。

    結核に感染している人にBCGワクチンを接種した場合、接種してから1週間~10日以内(多くの場合は3日以内)に同じような症状がみられることがあります。

    必ずしも結核に感染していることを意味するわけではありませんが、このような症状が発現した場合には、速やかに受診して下さい。

    戦前は結核が蔓延していました。今では稀になったと思われていますが、まだ年間1万人くらいの患者さんがでています。
    発展途上国に留学した高校生が、帰ってきたらひどい咳をしていて、調べたら結核にかかっていました。
    日本でも決してなくなったわけではありません。腕に注射の跡が残るので子供に接種しないと決めたお母さんがいましたが、とても心配です。

    MRワクチン(麻疹・風疹混合)

    麻疹(ましん:はしか)は感染力が強く、発熱をはじめとする風邪に似た症状が出ます。
    一度下がった熱が、再び上がるときに、赤い発疹が全身に広がります。肺炎や中耳炎をおこすことがあります。

    風疹(ふうしん)は、風疹ウイルスの感染によって発熱や発疹の症状が出ます。
    耳の後ろや首のリンパ節が腫れます。発熱や発疹は3日ほどで治ることが多く、「三日はしか」とも呼ばれます。
    風疹の抗体がない方が妊娠初期にかかると、赤ちゃんに先天性風疹症候群と言われる難聴・白内障・水頭症・先天性心疾患などがみられます。

    ※ 1期:1~2歳まで1回。2歳を過ぎると有料
    ※ 2期:幼稚園、保育園の年長クラスになった4月1日から小学校入学前の3月31日まで1回。
    → 翌日の4月1日から有料になりますのでご注意ください。

    生ワクチン(ウイルスを少し弱くしたもの)ですので、注射後10~14日ごろ、熱がでたり麻疹、風疹の症状がでることがあります。
    滅多にないことですが、麻疹ワクチンで麻疹になったのは当院では1人、なんとうちの子でした。40年近く前のことです。
    それ以来、見たことはありません。

    水痘(水ぼうそう)ワクチン

    水痘・帯状疱疹ウイルスの感染を予防するためのワクチンです。
    接種2週間後に水痘の発疹がでることがあります。ひどくなければ様子を見ます。

    ※ 1回目:1~3歳で1回
    ※ 2回目:3か月以上間隔をあけて1回
    3歳を過ぎると有料になります。忘れる方が意外と多いです。)

    水痘は感染力が強く、免疫がないとかなりの確率で感染します。感染したウイルスが後で帯状疱疹の原因になります。
    帯状疱疹は痛みが長く残る方もおり、50歳を過ぎた大人の帯状疱疹予防のワクチンがあります。

    日本脳炎ワクチン

    日本脳炎は、ウイルスを持った蚊を介して人に感染する病気です。
    西日本に多い病気ですが旅行先でかかる場合もあります。急性脳炎をおこし麻痺などの後遺症をもたらすこともあります。

    標準的には3歳から開始して4回接種します。

    ※ 1期初回2回:6日以上の間隔をあけて2回接種
    ※ 1期追加:1期初回2回目終了後6カ月以上あけて
    ※ 2期:9歳以上13歳未満で1回。4年生になると接種券がきます。

    HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン

    子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスの感染を予防するワクチンです。
    性感染症の尖圭コンジローマと原因が同じウイルスです。
    性体験する前の接種が望ましいので、 定期接種の対象となるのは、12歳相当から16歳相当の女子です。

    当院ではシルガードを使用し、3回接種をします。

    ※ 1回目:12歳以上
    ※ 2回目:初回から2か月後
    ※ 3回目:初回から6か月後

    無料の期限が切れないように余裕をもって受けてください。高校1年生の9月が1回目のリミットです。筋肉注射です。

    二種混合(ジフテリア・破傷風)ワクチン

    ※ 1回:11歳以上13歳未満。6年生をめどに接種してください。

    任意接種

    おたふくかぜ(流行性耳下腺炎、ムンプス)ワクチン

    ムンプスウイルスに感染すると、耳や顎の下が腫れて「おたふく」のような顔形になることから「おたふくかぜ」と呼ばれます。
    正式には、流行性耳下腺炎とよばれます。

    大人になって感染すると重症化しやすい特徴があり、精巣炎や卵巣炎、髄膜炎を合併することもあります。

    こどもでも難聴(耳が聞こえにくくなる)の合併が多く(500~1000人に1人)、いったん発症すると聴力の回復は困難です。
    是非ワクチンをやりましょう。早く定期接種になるといいですね。

    子宮頸がんワクチン

    子宮頸がんワクチンは予防できるHPV(ヒトパピローマウイルス)の種類によって2価、4価、9価の3種類のワクチンがあります。9価ワクチンは子宮頸がんに加えて、尖圭コンジローマの予防にも有効と言われています。

    令和5年4月より9価ワクチン(シルガード)も公費で接種できるようになりました。80%の女性は一生のうちに何らかのHPVに感染すると言われてます。

    多くは自然に治癒しますが、一部が子宮頸がんを発症します。このワクチンは性体験のないウイルスに未感染の女子に有効で12~16歳が対象となっています。(学年ではなく年令ですのでご注意ください。)

    標準的なワクチン接種スケジュール

    年齢によって、接種の回数が異なりますが、一定の間隔をあけて、合計2回または3回接種します。当院では9価ワクチンを接種しています。既に2価、4価のワクチンで接種をしている方でも残りの接種を9価ワクチンで接種することができます。1年以内に3回の接種を終えることが望ましいとされています。

    ※1:1回目と2回目の接種間隔5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。

    ※2・3:2回目が1回目の2か月後、3回目がと6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。接種途中で妊娠がわかった場合、出産後に接種開始します。

    帯状疱疹ワクチン

    帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる疾患です。このウイルスは水ぼうそう罹患後も体内に潜伏し、免疫力低下時に再活性化して帯状疱疹を発症させます。帯状疱疹は皮膚に痛みを伴う発疹や水疱を生じさせ、その後に強い神経痛を引き起こすことがあります。この神経痛を帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼びます。PHNの痛みは数か月から数年以上続くことがあり、日常生活に大きな支障をきたします。

    ワクチン接種の効果

    帯状疱疹ワクチンの接種により、帯状疱疹の発症リスクを大幅に軽減できます。さらに、このワクチンは帯状疱疹後神経痛の予防にも効果的で、発症した場合の重症化も防ぎます。特に50歳以上の方や免疫機能が低下している方は帯状疱疹のリスクが高いため、予防接種が強く推奨されています。

    ワクチン接種のメリット
    • 帯状疱疹の発症リスクを長期間(10年以上)大幅に減少
    • 帯状疱疹後神経痛(PHN)の予防
      価格

      22,000円

      対象

      50歳以上の方

      RSウイルスワクチン

      当クリニックでは、60歳以上の方を対象にRSウイルスワクチンの接種を提供しています。RSウイルスは、乳幼児だけでなく、高齢者にとっても重篤な呼吸器感染症を引き起こす可能性があります。特に、基礎疾患をお持ちの方や免疫力が低下している方は、肺炎などの重篤な合併症を発症するリスクが高まります。

      ワクチン接種のメリット
      • RSウイルスによる重篤な感染症を予防
      • 肺炎や気管支炎などの合併症リスクを軽減
        価格

        24,000円

        対象

        60歳以上の方で特に肺や心臓に基礎疾患がある方や免疫力が低下している方

        RSウイルスは毎年流行する感染症で、重篤化すると入院が必要になる場合もあります。予防のために、ぜひワクチン接種をご検討ください。ご予約については、WEB予約または当クリニックまでお気軽にお問い合わせください

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